
【龍空】新しい朝がきた!希望の朝だ!〜ラジオ体操の歴史と広がり〜
ラジオ体操とは?
子供から大人まで親しまれる健康習慣
「♪新しい朝がきた!希望の朝だ!♪」で始まる
誰もが一度は耳にしたことのあるラジオ体操。
小学校の夏休み
眠い目をこすりながら
早起きして参加した思い出を
持つ人も多いでしょう。
そのルーツは
今からおよそ100年前
「国民保健体操」
にさかのぼります。
ラジオ体操のルーツは「国民保健体操」
ラジオ体操は
1928年(昭和3)年
かんぽ生命の前身である
逓信省簡保保険局が制定した
「国民保健体操」が始まりです。
米国の生命保険会社が行っていた
ラジオ放送による健康体操を参考に
国民の健康増進を目的として作られました。
当時の社団法人日本放送協会(現・NHK)が
ラジオ放送に協力したことから
「ラジオ体操」という名前が定着しました。
全国普及のきっかけは神田万世橋署の巡査
夏休みの早起きラジオ体操会
全国に広まるきっかけは
神田万世橋署の1人の巡査のアイデアです。
1930(昭和5)年の夏休み
子供たちに早寝早起きと
健康づくりを習慣づけるため
町内会と協力して署近くの空き地で
「早起きラジオ会」を企画。
初日である7月21日
早朝にもかかわらず約130人の子供たちが集まり
元気いっぱいに体操を行いました。
これが評判を呼び
全国各地へと広がっていきます。
発症の地は千代田区神田佐久間町
現在、その空き地近くにある
千代田区神田佐久間町の
佐久間公園には
「ラジオ体操会発祥の地」
の石碑が建っています。
「全国各地にラジオ体操会の
誕生をみるにいたった」と刻まれ
ここから広まった歴史を
静かに語り続けています。
ラジオ体操第一は3代目
ちなみに
私たちが今親しんでいる
「ラジオ体操第一」は、実は3代目。
時代とともに動きや音楽が見直され
より多くの人が安全にできるよう
工夫されています。
朝から元気になれる習慣
ラジオ体操は
短時間で全身を動かせる優れた運動。
朝の空気を
胸いっぱいに吸い込みながら
体を動かすと
気持ちも前向きになります。
100年の歴史を持つ健康習慣
これからも大切にしていきたいですね。