【龍空】次のステージへ踏み出す勇気──目標達成後の心の整え方
「思い込み」と聞くと、どこかマイナスの印象を持つ人が多いかもしれません。たとえば、「偏見」や「先入観」といった言葉と結びつきやすく、現実を正しく見る妨げになるものだと思われがちです。しかし、思い込みにはもう一つの側面があります。それは、自分を信じて前に進むための“原動力”になるということです。
人は誰しも、何かを始めようとするときに不安を感じます。「自分にできるだろうか」「失敗したらどうしよう」と考えると、なかなか一歩が踏み出せません。そんなときこそ、「私はできる」「必ずうまくいく」と自分に思い込ませることが大切です。この“前向きな思い込み”が、心の中に強い信念を作り出し、行動を支えるエネルギーになります。
もちろん、思い込みだけで何でも叶うわけではありません。しかし、「できる」と信じて行動し続ける人と、「無理かもしれない」と迷いながら動く人とでは、同じ状況でも結果が大きく変わります。思い込みは、行動の質と粘り強さを決定づける“心のスイッチ”なのです。
また、思い込みは自分の可能性を広げる道具にもなります。人は自分が思っている以上に力を持っていますが、それを発揮できないのは「どうせ無理」という思い込みのせいであることが多いのです。逆に、「私にはできる」と信じることで、眠っていた能力が引き出され、挑戦する勇気が湧いてきます。
大切なのは、思い込みを“味方”につけること。自分を過小評価する思い込みではなく、自分を信じる思い込みを育てることです。失敗しても「これは成長の途中だ」と前向きに捉える。小さな成功を積み重ねて「自分はできる」という確信を強くしていく。そうすることで、思い込みは現実を変える力に変わります。
思い込みを上手く活用すれば、人生の舵は自分の手の中にあります。自分の可能性を信じ、思い込みの力で、思い描いた人生を現実にしていきましょう。
