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【龍空】秋の夜長に思う「君子は和して同ぜず」──流されず、自分らしく生きること

秋の夜長、ふと静かな時間にスマートフォンを開くと、たくさんの情報が流れてきます。
誰かの意見、流行の話題、いま注目されている考え方……。どれも興味深いけれど、気づけば「自分はどう思うんだろう?」という感覚が少しぼやけてしまうこと、ありませんか。

 

そんな時に思い出したいのが、孔子の言葉「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」です。
この言葉には、「立派な人は人と調和しながらも、自分を失わない。一方、そうでない人は、ただ周囲に合わせて心からの調和がない」という意味があります。

 

人と仲良くすること、合わせることは大切です。でも、それが「自分の気持ちを置き去りにすること」になってしまったら、本当の調和とは言えません。
たとえ意見が少し違っても、自分の心に正直でいられること。それが「和して同ぜず」の生き方なのだと思います。

 

情報があふれるこの時代、自分の考えを持つことは少し勇気がいるかもしれません。けれど、自分の感じ方や価値観を大切にすることで、他人とも優しくつながることができるはずです。

 

秋の夜、ゆっくりと心を落ち着けて、自分の声を聞いてみる。
「私はどう思う?」「本当はどう感じている?」
そんな小さな問いかけの中に、自分らしく調和して生きるヒントが隠れているのかもしれません。

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