
【龍空】縁起物(3月・ぼた餅)
こんにちは。
ほしよみ堂大阪アメ村店の龍空です。
日本には暮らしに根付いた「縁起物」ってありますよね。
長い歴史の中で人々は、五穀豊穣、長寿、無病息災、商売繁盛、家内安全など、さまざまな願いや祈りを込めて「縁起が良い」とされてるものを食べたり、飾ったり、身につけたりと暮らしに取り入れてきました。
先人たちの思いを気軽に暮らしに取り入れてみてはいかがですか。
3月・ぼた餅
春と秋にあるお彼岸。
春のお彼岸にお供えするぼた餅。
春の花である牡丹の花にちなんで名付けられました。
牡丹の花は邪気を払う縁起の良い花と言われています。
秋のお彼岸にお供えするおはぎ。
秋の七草のひとつでもある萩の花にちなんで名付けられました。
お彼岸に「ぼた餅」「おはぎ」をお供えする理由とは
お彼岸に、ぼた餅・おはぎをお供えするのは、あんこの材料である小豆には、悪霊を払い幸運を呼び込むといった縁起の良い意味合いが込められています。
赤色が邪気を払う色とされる文化は中国から伝わったもので、日本でもそれが継承されています。邪気を払う色である赤色を備えた小豆と当時はまだ貴重だった砂糖を使った料理をお供えすることで先祖に感謝の気持ちを伝えることにつながったといわれています。
お彼岸の由来
お彼岸の語源は、仏教用語。
「彼岸」とは先祖がいる悟りの境地。
「此岸」とは私たちが生きている世界。
仏教では、彼岸は西に位置し、此岸は東に位置すると考えられお彼岸の時期は太陽が真東から出て真西に沈むことから彼岸と此岸の距離が近づくと考えられ先祖の供養をするようになりました。
仏教発症のインドや中国にはない日本独自の風習。
家族が集まり先祖様を敬う機会に。
縁起物を取り入れて福をどんどん呼び込みましょう!