スピリチュアルってよく聞くけど、信じていいの? 【曽我部キキョウ】
スピリチュアル、あるいは
スピリチュアリティという言葉から
何を連想されますか?
新恋宗教?
怪しい?
じつはそんなことはないのです。
もともとはラテン語の、
霊や霊魂を意味する
「スピリトゥス(spiritus)」が語源の
れっきとした宗教用語。
キリスト教では
「宗教や神に関する事柄」を指していました。
現代においては
若干ニュアンスが異なりますが
人間の尊厳や、存在意義などを表現するもの、
霊性、魂、精神性などとも言われます。
まだまだ難しい表現です。
簡単に言うと何か。
何でも神秘的なこと、
科学ではまだ解明されていない
よくわからないこと全般でしょう。
占いに凝ったり、
心霊現象や前世を信じたり、
陰謀論を語ったりする人びとを
スピリチュアル系とも言います。
そんなの特別な人たちのこと、
と思うかもしれませんが
ある調査によると、全体の4割が
とてもスピリチュアルに興味があるとか。
もはやスピリチュアルは、市民権を得ています。
そんな中、いやいや科学で証明できないことは
この世に存在しないのだと、頑なになりますか?
それとも、そういうこともあるよ、と受け入れますか?
今目に見えることだけを、受け入れていて
ある日、その許容範囲を
超えたことが起こったら。
脳はそれをどのように処理するのでしょう。
何も起こってないと、自分に嘘をつくのでしょうか。
日ごろから、目に見えない神秘に対して
考え方をオープンにしていたら
「そういうこともあるさ」で済むのに。
結局のところ、
このスピリチュアルな事柄を
受け入れるも拒絶するも
本人次第なのです。
ただ覚えておいて損はないと思うのが
神秘的、奇跡的なことがらに遭遇したとき、
スピリチュアルを許容できていれば
とても人生が楽になるということ。
この世は不思議に満ちていて
科学は万能ではないのですから。