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信じる者は、本当に救われているの? 【曽我部キキョウ】

「信じる者は救われる」
よく宗教活動の中で聞く言葉です。

 

もともとはキリスト教の
新約聖書にある言葉を
要約したものなのです。

 

原文は興味があればぜひ
調べてみてください。

 

仏教でも信じるものは違えども、
同じ言い回しをしていますね。
よくお寺の掲示板で、「信じることが大事」とあります。

 

ただ日本の仏教でいうと
宗派によって解釈はまちまちなので
信じる者が救われるという
共通の概念ではないかもしれません。

 

世界三大宗教のひとつ、
イスラム教ではどうでしょう。

 

イスラムの世界観でいえば、
信仰と善行によって
救済が約束されているといわれます。

 

宗教別にみると
ざっとこのような感じ。

 

それだけでなく、この言葉は、
宗教と関係のないところでも使います。
だいたいにおいて、ことわざ風に。

 

信じて損はないよ、という意味でしょう。

 

それでは本当に、
信じると救われるのでしょうか。

 

何を信じるかにもよりますが、
白いものを黒だと信じて
救われるかは怪しいです。
騙されている可能性があります。

 

限りなく白に近いグレーを
白いと信じれば、
あるいは救われるかもしれません。

 

例えば彼の小さな秘密。
あると思えばあるし、
ないと思えばない、
そういう状態です。

 

もちろん秘密のまったくない人など
そうそういませんから、あるのでしょう。

 

では彼に秘密があると思い、
彼を疑っていたら、どうなるでしょう。
疑心暗鬼になってしまいます。

 

不信は絶望を呼ぶのです。

 

逆に彼には秘密がないと信じている、
あるいは言わない秘密は、
聞く必要のないものと、
どっしり構えていたら。

 

不信感が募ることもないでしょう。

 

信じることによって
今後に希望を持ち
今を楽しむことができます。

 

信じると、心が軽くなるのです。
ほら、信じる者は救われたでしょう。

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