国石と国民性との関係は、ある?ない?【曽我部キキョウ】
世界各国、すべての国とは言いませんが
それぞれの国の石というものがあります。
アメリカはサファイア、
イギリスはダイヤモンド、
オーストラリアはオパール、などなど。
ではここで質問です。
日本の国石をご存じですか?
躊躇なく答えを言いますと
『ヒスイ』です。
漢字で書くと翡翠。
別名『ジェイド』
硬いものを『ジェダイト』
軟らかいものを『ネフライト』と言いますが
まとめてジェイドということが多いです。
ヒスイは2016年9月24日に
一般社団法人日本鉱物化学会によって
日本の国石と定められました。
東洋で特に人気の高いヒスイ。
何故日本を代表する石とされたかというと。
まずは日本国内で産出されること、
そして古くから日本で
広く利用されてきたこと、
また地質学的な理由からです。
糸魚川流域でヒスイの加工が始まったのは
約5000年前の縄文時代中期、
世界最古の人とヒスイの関わりでした。
かつては高貴な人が
魔除けや護符としても
身につけていました。
不老長寿のシンボルでもあったようです。
古代史などでよく
『ヒスイの勾玉』が出てきませんでしたか?
つらつらとヒスイについて
書いてきましたが
現代ではこれもパワーストーンとして
流通しております。
ヒスイの効果としては
求心力を高める、
人望を集める、
人徳を身につける、などです。
そして忘れてはいけない、
もう一つの効果が
「尊重と平和の心をもたらす」ということ。
日本の国石、ヒスイ。
その石が持つ効果に恥じないよう
日本人として
他人を尊重し、縁を尊重し
平和な心を持ちたいものです。