少年だけじゃなく、みんな大志を抱こう【曽我部キキョウ】
有名なアメリカ教育学者、
ウィリアム・スミス・クラーク博士が
去り際に残した言葉。
「Boys, be ambitious」
少年よ、大志を抱けと訳されます。
この『ambitious』は形容詞ですが
名詞になると『ambition』、
野望、野心、志、すべてまとめて
この単語なのです。
日本語では、この3単語、
少しニュアンスが違います。
野望は身の程を越えた大きな望み。
野心は分を超える(ように見える)
大きなたくらみ、または
新しいことに挑戦しようとする気持ち。
志はこうしようと心に決めたこと。
野望にポジティブな意味は
ほぼないそうです。
逆に志はネガティブさがありません。
中間の野心については
使い方次第と言えるでしょう。
調査の方法等によりますが
約55%程度のひとが
野心があるとの結果が出ています。
どのような『たくらみ』や
『挑戦』か、それはもちろん
個々の心の中にあります。
かつては大志を抱くのは
少年の特権だったのかもしれません。
現代では、違います。
少年も、少女も、
それどころか老若男女、
誰でもが大志を抱ける時代です。
たとえ90歳を過ぎても
100歳まで生きると野心を燃やす、
それが現代といえます。
野望、野心、志、
どれでもいいですけれど
心の中で育てていますか?
じつはこれらのキーワード、
希望であり、原動力であるのです。
何かを成し遂げようとするときに
この野望、野心、志がある人は、
目標達成への意欲が違っています。
小さな野望から、大きな志まで、
すべて人を成長させる糧になるでしょう。
人々よ、大志を抱け、です。