【水森】ウェイト版タロットカード《ⅩⅩ 審判》の象徴解釈について。
こんにちは
ほしよみ堂大阪アメ村店の水森です。
原書
〈The Pictorictl Key To the Tarot〉では、
第20のアルカナは
〈THE LAST JUDGEMENT−最後の審判〉
となっています。
ヴァチカン市国の中にある、
ミケランジェロの代表作。
システィーナ礼拝堂の祭壇の絵
〈最後の審判〉を
思い浮かべられた方も
多いのではないでしょうか。
ヨハネの黙示録では
キリストとアンチキリストの戦いの後、
異教徒は断罪されてしまい、
復活を遂げることが出来るのは、
勝利を納めたキリスト側の
信者達のみです。
ウエイト版第20のアルカナ
〈審判〉は〈最後の審判〉を
模して描かれれています。
そして
天使のラッパの音の元人々が
〈棺〉の中から生き返っています。
ラッパには白地に赤い十字の
付いた四角い旗が付いています。
白地に赤い十字は皆さん
ご存知の赤十字のシンボルです。
またキリスト教では
血を流したイエスキリスト
のシンボルでもあります。
〈棺〉は魂の入れ物肉体と同じく
〈物資〉の象徴です。
人々はその物資の象徴である
〈棺〉から、今開放されたのです。
ウエイト博士の〈審判〉では、
「ラッパの音は万人に聞こえる
ものであり、心の内なる耳でのみ
聞く事ができるのだ」と。
「節制」という徳性の元
その呼びかけは内なるものから聞こえ、
内なるものにこたえるのだと。
ウエイト博士は、語っています。
意識の生まれ変わり。
精神の覚醒。
「良心の声に耳を傾ける事ができて
良い行いを実行出来る
心正しきものであるならば
皆等しく救われる」のです。
このカードを引いたなら
これでよかったんだと
心底後悔のない
清々しい気持ちになれる
瞬間が来るはずです。
とても精神性の高い
アルカナなのです。
