
꧁常夏 一華꧂タロット物語 ⑤
それではタロットの世界へ 参りましょう!
タロット物語 ここまでの お話しは…
主人公のヒロが 欲望との向き合い方を学び成長しところまでのお話しでした。
★═━┈┈大アルカナ物語★═━┈┈
【THE TOWER.】
【THE STAR.】
【THE MOON.】
【THE SUN.】
その後もヒロは ずんずん 進みます。
するとヒロの目の前に 塔が見えて来ました。
と、そのときです!ガラガラガラ…
突然 塔が崩れはじめたのです。
ヒロは想像もしなかったことが 突然 目の前で起きたので 何もできず立ちすくんでしまいました。
すると…
天の声が聴こえて来たのです!
「この塔はお前の信念をカタチにしたものなのだ。
そしてお前が大切にしてきた 信念は たった今 砕けた。
ワハハハハ」
ヒロは もう後戻りできません。
だって信念が砕かれたのだから。
そうだ ボクは変わるしかないんだ!
塔が崩れるなんて悪いことが起きてると思ったけど、むしろ その方が 気づきやすいよ!
ヒロがどんなことに こだわってたのか?
その こだわりを壊されて ヒロは こだわりから解放されたのです。
その場から離れヒロは また ずんずん歩きました。
やがて夜になりました。
夜の川辺で立ち止まり、 ふと空を見上げると…
そこには キラキラと瞬く
それはそれは美しい星空が広がっていました。
その星空の下でヒロは ひとりの女性に出会いました。
ヒロは 女性に この旅の話しをしました。
すると女性は…
『過去に感じたヒロの心の荷物があるでしょう? それを この川の水に流すとよいですよ。
その心の荷物を手放すのです。
水に流して浄化することで「まあ いいか」と、ポジティブな意味の あきらめが芽生え、自分を許すことが できるでしょう。
そしてもう必要がない過去の荷物も捨てることができるのですよ』と教えてくれました。
ヒロは…
「そうだね、いつまでも過去のことを思い続けるよりも 荷物を捨てることで向かう未来が明るく見えるよ!」と考えることができました。
女性に お礼をいうと また歩き出しました。
やがて陽が沈み 森の中を歩いていたので 気がつけば 辺りには人もいないし真っ暗になっていました。
ヒロは とても不安になりました。
どうしよう? 頼りになるのは お月さまの明かりだけ。
「お月さま、ボクは どっちに進めばいいの?真っ暗で不安だよ。怖いよ。」
スーッと風が吹くと樹々の葉っぱが揺れてヒロの心がザワザワします。
遠くに 街の灯りが見えるぞ!
よし、あそこまで行こう…
でも、歩き出そうとしても足元が真っ暗で道が よく分かりません。
すると お月さまの声が聴こえました。
「しーっ。静かになさいな。
暗闇にいるときは じっとしてなさい
動くと 危ないですよ。
しばらくすると 夜が明けます
夜明け前が いちばん暗いのです
前が見えないときは ムリに動かず 静かにしてなさいね。」
と、告げられたヒロは 優しい月明かりに見守られながら 静かに眠ることにしました。
「お月さま おやすみなさい」
やがてヒロは 太陽のひかりで目が覚めました。
「お日さま おはよう!」
うーんと背伸びをして 元気いっぱい あいさつをしました。
すると お日さまが 言いました。
「ヒロ、朝から元気だね! この旅は どうだったの?」
ヒロは これまでのことを いっしょうけんめい話しました。
すると お日さまは…
「色んな経験をしてきんだね。
その経験が 今のヒロそのものなんだよ
ヒロが悩んだりするときは自分の理想や考えに囚われているとき。
その理想ってなに?
人と比べて 何が見えるの?
そこに答えがないことが 分かったんだね?
ヒロが生きてきた実績を辿ってごらん?
それがヒロなんだよ、肯定も否定も いらない。
それがアナタだということ。」
ヒロは お日さまと話しているうちに 色んなことを思い出していました。
「うん、これがボクなんだ。
経験してきたことが ボクの弱いところ、強いところを生み出したんだな。
これからも もっと色んな経験がしたいな!」
とワクワクしました。
ヒロは お日さまに お礼を言って、また歩きはじめました。
今回のヒロは
「拘りからの解放」
「過去の荷物を水に流して浄化することでポジティブな心で未来に向き合える」
「前が見えないときは ムリに動かず静かにする」
「生きてきた実績が今の自分をつくる」
ということを学びました!
この旅のつづきは次回へ。
お楽しみに!
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