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【曽我部キキョウ】うまくいかないのに、やめられない

生きて、生活していると

いろいろな問題がでてきます。

 

大きいことなら、

その後の人生を左右するような

大切な決断を迫られるなど。

 

そして小さいことなら、

床にこぼした水を拭きたいのに、

雑巾が見当たらないこと。

 

その大きさの違いはともかく、

問題が起きたら、解決しようとするのは

当然と言えば当然で、

人は「問題」のままにしておくのが苦手です。

 

頭を悩ます大きな問題は

おそらく自分一人で考えても

いい案が浮かばないとなると

誰かに相談するでしょう。

 

ところが、小さな問題になると

人に聞くまでもない、

自分で何とか出来ると思いがちです。

 

例えば、イベントの準備で

いくつかの穴に紐を通していかなければならない、

そんな場面を想定してください。

 

5つ目の穴まですいすいと通せたのに、

6つ目になって、紐が上手く通りません。

 

こんなとき、人はどうするでしょう。

 

たいていの人が、まず経験則に従って、

これまでのやり方を試していきます。

 

さっきまでの5つは、

どのようにしてひもを通せたか。

再現をしようとします。

 

これ自体はとても大事な思考の過程です。

 

問題は、それでも紐が通らなかったときです。

自分の行ってきたことが通用しない。

ならば工夫してみるといいんだ。

 

そう思いますよね。

 

ここでなぜか人は、

これまでの経験則を変えずに、

そこを細かく調整することで

今の不可能が可能に変わると思ってしまいます。

 

そういう場合もあるでしょう。

しかし、なぜここで、

その経験則自体が間違っているのかもしれないと

思わないのでしょうか。

 

無意識のままに、

問題を解決するというよりも

自分の経験則が間違っていないことを

証明しようとするみたいに、必死になります。

 

先ほどの紐の話で言うなら、

穴に通すには先がほぐれてしまっているのではないか、

そう言って先端をねじって、

また穴へ通そうとぐりぐりとするわけです。

 

なぜこうなると、人は経験を捨てて、

新しい観点を求めようとしなくなるのでしょう。

少し道具を使えば、

楽々と通すことができるかもしれないのに。

 

これまでできたから、

同じ方法でできる「はず」という思い込みが

さらに思考を狭くしていると気付かないまま

焦りだけが蓄積していきます。

 

これまでの方法が上手くいかなかったとき、

必要なのは同じ方法を

ひたすら微調整して繰り返すだけではありません。

 

一旦紐を置いてみてください。

穴のサイズが、そこだけ小さくなっていることに

気付くかもしれませんから。

 

 

選べる道を増やす、もう一つの見方を

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