【曽我部キキョウ】満足はいつも一歩先 ~幸せが逃げるのはなぜ
唐突ですが。
10万円という臨時収入があれば、
あなたはどう思いますか。
「なんてありがたいんだ。これで一か月食べていける」
そう思う人がいる一方で
「ありがたいけれど、いい食事をしたら一晩で終わり」
こう考える人もいます。
お金そのものの価値は
どちらにとっても、同じ10万円。
しかし感じ方は全然違います。
元々の収入の差や、
生活水準の差が、
感じ方に影響を及ぼしているのは
言うまでもありません。
この話から分かるように、
人は絶対的な金額ではなく、
自分にとっての基準で
損か得かを判断するのです。
何かを得た時の幸福度は、
自分の普段の状態、
周囲との比較、
期待していたこと、などによって
大きく変わるのです。
これは何もお金に限ったことではありません。
SNSのフォロワーが100人の人は、
10人増えたら大喜びし、
元々100万人のフォロワーがいる人は、
10人増えても、誤差の範囲内です。
このように、人は量そのものではなく
変化に強く反応しています。
そしてこれは、数字で表せるものだけに限りません。
愛情も、やる気も目には見えないし、
数値化もしませんけれど
脳が勝手に決める「これくらいが普通」を
基準にしています。
LINEの返信がいつも2日おきなら、
当日中に返ってくると「はやっ」と思うし、
1時間後には返してくれる相手だったら
当日中でも「おそっ」と思う。
脳にとっての「これくらいが普通」は
人によってまちまちです。
そして「これくらいが普通」は固定ではありません。
月収20万円の人が頑張って
30万円まで伸ばすと、
30万円あれば余裕だったはずなのに、
気付けばそれが普通になります。
同じように給料日前には
もう少し月収があれば、と
四苦八苦するのです。
恋愛でも、「この人と付き合えるなんて幸せ」が
気付けば「結婚出来たらきっと幸せ」に変わり、
結婚出来たら「マイホームがあればいいのに」へと、
際限なく「あと少しで幸せ」を続けます。
現実をより良くしようと頑張ることは
とても大事です。
ただし、その時に自分の基準が一緒に動くと
いつまでたっても
もう少し良くなるはず、のまま苦しみます。
基準は現実の変化と一緒に動きがちです。
「満足はいつも一歩先」になってしまわないよう
時には自分の脳にある「このくらいが普通」を
見直してみる。
これも、幸せに近づくためには
いい方法なのかもしれません。
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