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【曽我部キキョウ】雑草でも生きられない場所はある

雑草というと、

どこにでも生える、

抜いてもすぐ生える、

いつでも生える、と思いませんか。

 

では、雑草とひとくくりに言うけど、

それはどんな植物のことか

ちゃんと答えられますか。

 

今気づいた方もいるかもしれません。

雑草には明確な基準となる

生物学的な境界は存在しません。

 

つまり、人間が意図しないところで

芽生え、成長していたら雑草。

 

これは、たとえ隣家の園芸種が

種を飛ばしたものであっても、

自分の植木鉢にいつの間にか生えて、

育成している植物の邪魔をすれば

雑草扱いということです。

 

逆に、道端に生えてきた

よく分からない草花でも、

本人が気に入って

自分のところで育てたら

園芸植物と言えるでしょう。

 

雑草かどうかは、

それを取り扱う人間が

その植物をどう思うかによって

変化するということです。

 

では、雑草は本当に強いのでしょうか。

 

園芸植物との境目が曖昧ということは

「雑草だから強い」というのは

成り立ちません。

 

実際に、植物によって

どういう環境に強いかは

違っています。

 

弱い雑草も存在します。

 

ただし、その場合はすぐに枯れるので

目につかないのかもしれません。

 

ではなぜ雑草は

強い、あるいはしぶといと

思われているのでしょう。

 

よく見る雑草というものには、

繁殖力の強い種類が多くあります。

 

どのような土地でも発芽しやすい、

種を多くまき散らす、

その他さまざまな要因がありますが、

子孫を残しやすい性質を持っているのです。

 

再生しやすい種類もあります。

 

地下茎などの仕組みがあって、

目に見える部分を刈り取られても

地面の下には根と地下茎が残り

そこからまた伸びてくるということです。

 

そして環境に適応しやすいという、

大事なポイントも見逃せません。

 

陽の光が少ない場所、

水はけの悪い場所、

様々な環境があります。

 

ほかの植物では芽が出ても

すぐ枯れるような場所でも

そこに適応できれば

生きていけるわけですから。

 

結局のところ、雑草と言っても、

芽を出した環境に適応し、

育つことができてこその命です。

 

どんなに強い、しぶといと思われる雑草でさえ

周囲の環境によって、

成長するか、枯れるかが別れることがあります。

 

人間も、合わない環境に居続けることが

どれほど生きるエネルギーを摩耗させるか

想像に難くありません。

 

幸い雑草と違って、人間は自分で動けます。

 

環境が合わないときは

自分からそこを離れるのも

いいのではないでしょうか。

 

 

選べる道を増やす、もう一つの見方を

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