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【曽我部キキョウ】言葉の裏には、なにがある?

おばあちゃんの家の裏に、林があってね。

 

そう聞いたとき、あなたの脳裏には

どのような景色が浮かんだでしょう。

 

森の方から、何かの動物の声が聞こえて。

 

さてこちらは、どういう状態を

思い浮かべましたか。

 

字を見ると、林に木を一つ足せば

森になります。

そこからイメージするのは、

森の方が、木が多いということ。

 

本当に、そうなの?

 

いえ、違います。

字の成り立ちはともかく、

あえて森と林を区別するとき、

木の本数は関係ありません。

 

そもそも、林や森に生えている

全ての木の数など

誰も調べていないのではないでしょうか。

 

森と林の区別をするとすれば

人の手が入っているか、

自然な状態のままか、

ここがメインかもしれません。

 

では、池と沼と湖は、

どう違うと思いますか。

 

おそらく、頭の中では

それぞれの様子を浮かべられても

何がどう違うかの説明は

難しいのではないでしょうか。

 

答えになるか分かりませんが、

厳密な法律上の定義はありません。

 

けれども、日常会話をする上で

困ることはおそらくないと思われます。

 

金魚と鯉ほど、

はっきりした違いが分からなくても、

森や林、あるいは池と沼と湖の会話は

齟齬なく通じているのです。

 

これは、学術的な分類や

地理上の定義とは別に

言葉から連想するものが

同じようなものだから。

 

もちろん日常会話とは別に

細かく定義付けされた言葉が

必要な場面もあります。

 

法律の世界や、医療の世界は

そういう場面の連続でしょう。

 

けれども、普段の会話であれば。

 

あなたが森の話をして、

私の脳裏に林があったとしても。

問題なく話は流れていきます。

 

言語が確かなものだと

人は思いがちですが

実際にはそうでもありません。

 

森と林の区別もつかないのですから。

 

 

選べる道を増やす、もう一つの見方を

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